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「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年記念  2024年企画展Ⅰ「熊楠と熊野古道の植物」

1904(明治37)年、37歳の熊楠は那智での調査を終えて、熊野古道の大雲取越、小雲取越、潮見峠越を経て田辺まで徒歩で移動しました。また、41歳の熊楠は田辺から中辺路を経て、瀞峡、玉置山、本宮で採集旅行を行いました。日記には、川湯から熊野川を川船で移動している時に、カワウソを見たことや、玉置山で野宿したことなどが書かれています。

今回の展示では、顕彰館で保管している熊楠の植物標本コレクションの中から、熊野古道周辺で採集した維管束植物を選んで展示します。あわせて、現在の私たちが熊野古道沿いで観察できる植物を中心に、動物や地質も現地で撮影した写真を用いて紹介します。

 

■会期■ 観覧無料
2024年6月1日(土)~6月30日(日)

■内容■
・熊楠の旅日記
・熊野古道の地質
・熊野古道の植物(シダ・コケ・藻類など)
・熊野古道の動物
・現代の熊野古道

■展示担当■
土永知子(南方熊楠顕彰館学術研究員)
土永浩史(南紀生物同好会役員)

■ギャラリートーク■
日時:6月1日(土)10:00~10:30
場所:南方熊楠顕彰館
講師:土永知子