関連講座「南方熊楠 もうすぐ生誕150年」【終了】


イベント詳細


柳田國男と南方熊楠
~2 人が築いた民俗学の道しるべ。

山の神さまは嫉妬深い女の神さま。
自分より醜いオコゼの顔を見ると、安心するとともに喜び、願いを叶えてくれる。

こんな伝承に興味をもった2人の研究者がいます。
南方熊楠と柳田國男です。

ある日、柳田は、熊楠という人が自分と同じく「山神とオコゼ」に関する伝承に興味を持っていることを彼の論文を読んで知り、一通の手紙を送ります。それまで面識のなかった2人ですが、そこから縁がはじまり、以来、書簡を通じて交流、意見・情報交換をし、濃密な関係を築いてきました。2人とってそれぞれの学問や研究、とりわけ民俗学への見解を深めるために、大切な時間だったことでしょう。しかし、正面から意見をぶつけ合っていたことも相まってか、さまざまな点での意見の相違が色濃くなってゆきます。二人の通信から生まれた、日本初の民俗学研究誌『郷土研究』上でも、両者の志向性の違いは次第に鮮明になっていきました。

日程:2016年9月24日 (土)
時間:18:00~20:00
開場:17:30
料金:2,700円(税込)
定員:45名
会場:青山ブックセンター本店内 小教室
(東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F)

お申込・お問合せ先
青山ブックスクール
電話:03-5485-5513
メール:culture@boc.bookoff.co.jp
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