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南方熊楠顕彰館開館20周年プレイベント
南方熊楠フォーラムin上野「南方熊楠とコレクション構築」
南方熊楠は、希代の博物学者・民俗学者として知られています。熊楠はアメリカ・イギリスを多年に渡って旅し、アメリカやキューバでは菌類の標本を収集しました。一方、イギリスでは、大英博物館の図書室で多数の書籍から自分のノートに抜書をして情報を集め「ロンドン抜書」と呼ばれる資料を作成しました。帰国後は多数の図書を収集したばかりでなく、変形菌やきのこの生物標本を多数採集し、「きのこ図譜」として知られるきのこの資料や変形菌などの膨大なコレクションを残しました。そして和歌山県田辺でも「田辺抜書」として抜書の活動を続けました。このような「集めてコレクションを構築する」活動は、博物館のはたらきに通じるところがあります。
そこで、このシンポジウムでは、標本・資料の収集と整理の思想、そしてそれらが今日の自然史や民俗学研究にどのような示唆を与えるのかを考えます。
本年の南方熊楠賞受賞者の松浦啓一氏を始めとして、国立科学博物館の若手研究者や南方熊楠の研究者を招いて話題提供とパネルディスカッションを行います。博物館や研究機関が担うコレクション構築の意義を考えてみましょう。
■日時
2026年2月7日(土) 13:00~16:00(開場:12:30)
■会場
国立科学博物館 日本館2階 講堂
(東京都台東区上野公園7-20) アクセス:国立科学博物館ホームページより
■定員
120名(事前申込要)
■参加費
無料
■内容
南方熊楠とコレクション構築
【基調講演】
「フグ目魚類の多様性研究と魚類データベース」
講師:松浦 啓一 氏(国立科学博物館名誉研究員/第35回南方熊楠賞受賞者)
【研究発表➀】
「コレクション収集からみる熊楠、魚類研究および生物多様性情報」
中江 雅典 氏(国立科学博物館動物研究部研究主幹)
【研究発表②】
「動物園の分類学と本のなかの分類学」
志村 真幸 氏(慶應義塾大学准教授/南方熊楠顕彰会常任理事)
【パネルディスカッション】
「デジタル情報とモノとしての資料が持つ意味―南方熊楠のコレクションとアーカイブから」
●パネリスト
松浦 啓一 氏(国立科学博物館名誉研究員/第35回南方熊楠賞受賞者)
中江 雅典 氏(国立科学博物館動物研究部研究主幹)
志村 真幸 氏(慶應義塾大学准教授/南方熊楠顕彰会常任理事)
細矢 剛 氏(国立科学博物館副館長・植物研究部長)
田村 義也 氏(成城大学非常勤講師/南方熊楠顕彰会学術部長)
●コーディネーター/総合司会
松居 竜五 氏(龍谷大学教授/南方熊楠顕彰館館長)
【主催】
南方熊楠顕彰会
【共催】
独立行政法人国立科学博物館
【後援】
田辺市
■申込方法
◎申込受付期間:2025年12月2日(火)10:00 ~ 2026年2月1日(日)17:00
1.電話での申し込み
南方熊楠顕彰館へご連絡ください。
TEL:0739ー26ー9909
※休館日:月曜日、祝祭日の翌日、12月28日(日)~1月4日(日)
2.Googleフォームでの申し込み
下記の専用フォームからお申込みください。
https://forms.gle/gmgx48wYFsUrmkCe6
■お問い合わせ
南方熊楠ゼミナール実行委員会事務局(南方熊楠顕彰会事務局・南方熊楠顕彰館)
TEL:0739ー26ー9909
E-mail:minakata@mb.aikis.or.jp







