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【終了しました】第30回南方熊楠賞受賞記念講演のYouTube生配信のお知らせ

第30回南方熊楠賞受賞記念講演のYouTube生配信のお知らせ

第30回南方熊楠賞授賞式における受賞記念講演について、下記のとおりYouTubeでの生配信を行うこととなりましたのでお知らせいたします。
ぜひご視聴ください。

・日時:令和2年11月7日(土)14時30分から約1時間程度(予定)
・演題:「終戦直後の災害・昭和南海地震への災害社会史の試み―新庄村公民館『昭和の津浪』を中心に―」
・講師:第30回南方熊楠賞受賞者 北原 糸子 氏
・視聴方法:南方熊楠顕彰会公式YouTubeチャンネルで配信いたします。
・アーカイブ配信:11月15日(日)17時まで、上記の公式YouTubeにてご視聴いただけます。

※配信は記念講演のみとし、授賞式(表彰や受賞者謝辞、選考報告など)は配信いたしません。

【終了しました】第30回南方熊楠賞授賞式のご案内

 

延期しておりました第30回南方熊楠賞授賞式について、
下記のとおり開催することが決定しましたのでお知らせいたします。

授賞式へのご参加をご希望される方は、下記までお申し込みください。
後日入場チケットをお渡しいたします。なお、定員になり次第締め切りますので、予めご了承ください。

※ご来場の際はマスクの着用や手指のアルコール消毒等、会場内の感染予防にご協力くださいますようお願いいたします。

■授賞式
【日時】2020年11月7日(土) 開場:13時 開演:13時30分
【会場】紀南文化会館4階 小ホール
【定員】50名
【記念講演】「終戦直後の災害・昭和南海地震への災害社会史の試み-新庄村公民館『昭和の津浪』を中心に-』
【講師】南方熊楠賞受賞者 北原 糸子 氏(立命館大学歴史都市防災研究所客員研究員)

■お申し込み・お問い合わせ
南方熊楠顕彰館
TEL:0739-26-9909
E-Mail:minakata@mb.aikis.or.jp

【終了しました】第57回月例展「ミナカテラ100周年」

ミナカテラ・ロンギフィラは、南方熊楠が庭の柿の木から発見した変形菌(粘菌)で、グリエルマ・リスターによって1921年にミナカテラ・ロンギフィラとして発表され、新種新属と認められました。このときグリエルマが、属名に南方熊楠の名前を付けると手紙に記したのが1920年11月20日。今年で100年を迎えます。本展覧会では、リスター書簡など、ミナカテラ・ロンギフィラ関連資料を展示紹介します。

■会期■
2020年10月3日(土)~11月3日(火・祝)

■内容■
1.南方熊楠と変形菌
2.熊楠の新種第1号
3.ミナカテラ・ロンギフィラ
4.南方熊楠の変形菌研究

■展示担当■
田村義也(成城大学非常勤講師)

【終了しました】「南方熊楠腹稿研究会発表会」パブリックビューイングのお知らせ

 

南方熊楠腹稿研究会発表会」パブリックビューイングのお知らせ

南方熊楠研究会会員による「南方熊楠腹稿研究会発表会」が、下記の内容でオンライン上にて開催されます。
南方熊楠顕彰館では、発表会の模様の来館者の皆さまにご覧いただけるよう、パブリックビューイングを行います。
どなたでもご覧いただけますので、ご興味のある方はぜひお越しください。

「南方熊楠腹稿研究会発表会」パブリックビューイング
◆日  時:2020年9月27日(日)14:00-17:00
◆場  所:南方熊楠顕彰館一階 学習室
◆発表内容:
・志村真幸(慶應義塾大学非常勤講師)
「腹稿はいかに「虎に関する史話と伝説、民俗」に使われなかったか-掲載版との比較から」
・司志武(曁南大学准教授)
「腹稿から読み取る南方熊楠の「東洋科学」 ――中国類書『淵鑑類函』の利用を中心に――」
・松居竜五(龍谷大学教授)
「「十二支考」虎のA稿とD稿をめぐって」
・田村義也(成城大学非常勤講師)
「十二支考・馬:腹稿と引用文献」
・その他

※発表会はオンライン会議システム「Zoom」を用いて行われます。
※ご来館の際はマスクの着用や手指のアルコール消毒等、感染予防対策にご協力ください。

◎お問い合わせ
南方熊楠顕彰館
TEL:0739-26-9909

講演会動画のYouTubeへのアップについて

2015年2月8日に南方熊楠顕彰館で開催した『熊楠をもっと知ろう!』シリーズ 第30回
座談会「四方山〈猫〉話~猫を語ろう!~」の模様を、内容を一部抜粋して公式YouTubeにアップいたしました。

講師は下記の皆さまです。
伊藤慎吾(國學院大學非常勤講師)
岸本昌也(武蔵大学非常勤講師)
志村真幸(京都外国語大学非常勤講師)
杉山和也(青山学院大学大学院博士後期課程)
※なお、講師の肩書は講演会当時(2015年2月)時点のものです。

ぜひご覧ください。

 


2020年9月は、南方熊楠が夏目漱石の『吾輩は猫である』を読んでから、ちょうど100年になります。
熊楠と漱石は東大予備門の同級生でした。また、熊楠がロンドンから日本へ帰るとき、逆に漱石はロンドンへ向かう途上で、2人の乗った船はインド洋上ですれちがっています。
そして何より、熊楠と漱石は「猫」という縁で結ばれていたのでした。

1920年1月23日の熊楠の日記に、
「夜九時前須川氏にゆき齦に薬塗もらひ、多屋長東店に遊び、夏目漱石の『吾輩は猫である』一冊二円で買ひ」
と本屋・文房具店の多屋長東店にで購入しています。
ただし、実際に読み始めたのは9月になってからで、15日に
「夜夏目漱石の「吾輩は猫である」を読む」
と記述があり、さらに24日にも
「夏目氏の「吾輩は猫である」を読む」
と書かれています。

漱石の名前を懐かしく思い、また猫ということで手に取ったのだと思われます。
ただし、読んでの感想などは書き残していないのが残念です。

*日記翻刻は田辺翻字の会による資料を利用しています。

画像は左から1920年1月23日熊楠日記、1920年9月15日熊楠日記[自筆270]、『吾輩ハ猫デアル』[和911.97]
いずれも南方熊楠顕彰館蔵。クリックで拡大されます。