2025年企画展Ⅲ
新春吉例「十二支考」輪読「馬に関する民俗と伝説」
■会期
令和7年12月6日(土)~令和8年2月8日(日)
■時間
10:00~17:00(最終入館16:30)
■会場
南方熊楠顕彰館
■内容
「十二支考」は、熊楠がその博覧強記ぶりを遺憾なく発揮し、かつ奔放な語り口で縦横無尽に論じた、彼を代表する論考です。本シリーズは「虎に関する史話と伝説」から始まり「鼠に関する民俗と信念」まで執筆されました。
そのうち「馬に関する民俗と伝説」は、古今東西の馬にまつわる物事を網羅しようという熊楠の気概を私たちに存分に感じさせてくれます。多くの脱線とともに紡がれるその文章は、まさに知の饗宴であり、読者に眩暈を起こさせます。
本展示では、2025年に新たに発見された「馬」の直筆原稿を皮切りに、腹稿(論考のためのメモ書き)、その他、熊楠が論考内で取り上げた事象や物、人について解説していきます。民俗学、生物学、比較文化学……領域を横断する知性をお楽しみください。
■展示構成
*直筆原稿の発見
*腹稿の解読の試み
*馬小屋の二階
*首なし馬の伝説
*ヒッポマネスー馬からとれる媚薬ー
*末吉安恭
*メリーゴーランド
*馬の糞に似たキノコ
■展示担当
・田村 義也(南方熊楠研究会会長/成城大学非常勤講師)
・川上 新一(和歌山県立自然博物館主査学芸員)
・唐澤 太輔(秋田公立美術大学准教授)
■協力
・神奈川大学日本常民文化研究所
・和歌山市立博物館
・今野嵩琉(秋田公立美術大学3年生)
・松居竜五(南方熊楠検証館館長/龍谷大学教授)
・三村宜敬((公財)南方熊楠記念館学芸員)
■観覧料
無料
■関連イベント
熊楠をもっと知ろう!シリーズ第65回 講演会「馬に関する民俗と伝説」
日時:令和8年1月11日(日)14:00~16:00
会場:南方熊楠顕彰館
定員:30名(申込不要)
講師:田村義也、三村宜敬、伊沢正名(糞土師/元自然写真家)
司会:唐澤太輔
その他:聴講無料





