第41回月例展 熊楠とゆかりの人びと第24回 多屋謙吉


    イベント詳細


    南方熊楠と繋がりのあった人物を取り上げて、その人物の生涯や業績、熊楠との関係などを紹介するシリーズ。今回は熊楠と親交が深く、田辺で質屋を営んでいた熊楠の金庫番とも言える「多屋謙吉」をご紹介します。
    ■内容
    ◆多屋謙吉プロフィール
    ◆日記と写真でたどる多屋謙吉の日露従軍
    ◆日露戦争と当時の社会と人々の生活
    ◆熊楠の植物研究所設立と金融恐慌
    ◆俳句と多屋謙吉
    ■人物紹介
    ◆多屋謙吉[たや・けんきち](1876-1955)
    田辺の素封家。1876(明治9)年、田辺に生まれる。和歌山中学卒、日露戦争に歩兵中尉として従軍。田辺の上屋敷で質屋を営む。
    俳句を嗜み、書画に趣味をもつ。経済の事情に明るく篤実な性格で、熊楠の信頼をうけて経済面での相談に与り、また助言をすることがあった。
    1955(昭和30)年、79歳で死去。
    ■展示・掲載予定資料
    ◇南方熊楠自筆資料(多屋謙吉宛封書)
    ◇多屋謙吉関連資料(自筆の俳句掛軸など)
    ◇明治初期の教科書資料
    ◇日露戦争関連資料
    ■説明会
    ●7/4(土)14時~ 道明 熙[みちあき・ひろし](南方熊楠顕彰会学術部副部長)

    会期 2015年6月6日(土)~7月5日(日)
    時間 10:00~16:30(最終入館)
    会場 南方熊楠顕彰館
    休館日 6月8日(月)、9日(火)、15日(月)、22日(月)、23日(火)、29日(月)
    入場料 無料