ホーム » 第31回~南方熊楠賞受賞者

第31回~南方熊楠賞受賞者

第31回南方熊楠賞受賞者(自然科学の部)
山極 寿一 氏

 大学院在学中にニホンザルの形態特性の変異を調べることから人類学、特に霊長類学研究を開始した山極氏は、その後、研究の場をアフリカに移し、時にはゴリラ語を駆使しながらゴリラの群れに接触した結果、ゴリラの多様な行動様式や社会関係を明らかにした。また、研究活動のみではなく、ゴリラと人間との共存を目的とした基金の設立、ゴリラを中心としたエコツーリズムの可能性についての模索など、その活動は多岐にわたっている。徹底したフィールドワークを行い、自然のサルやゴリラの群れの懐に飛び込むことにより、多くの新知見を得、さらにはゴリラの保全活動等にも取り組む姿勢は、熊楠翁の精神を彷彿させるものである。