ポストカードの新作について
ポストカードの新作が完成しました!
1枚目は、1922年の日記巻末に描かれたカブト虫(サイカチ虫)と猫の絵です。
2枚目は、1907年3月13日の日記に描かれた就寝中の妻、松枝と猫の絵です。
顕彰館では、以前より販売していたものと合わせて8種類のポストカードを販売しております。
みなさまぜひお買い求めください。
お買い求めはコチラ。
※通信販売はセット販売のみとなっております。
企画展「十二支考<鼠>談義」
年末年始恒例の企画展「新春吉例「十二支考」輪読」、
今回のテーマは、2020年の干支「子」にちなんで、
「十二支考<鼠>談義」です。
「十二支考」とは、大正期に熊楠が博文館の総合雑誌『太陽』に掲載するために執筆した、
十二支に関する論考群のことです。
大正12(1923)年、熊楠は例年のごとく、来る子年に向けて「鼠に関する民俗と信念」の原稿を執筆し、
博文館に送りましたが、『太陽』の編集方針変更のため不採用となり、原稿は送り返されてしまいました。
残念ながら『太陽』の誌面では人々の目に触れることのなかった<鼠>論考ですが、
その一部は、さらなる推敲の上、他の雑誌等に掲載されることとなりました。
今回の展示では、熊楠の原稿にまつわる経緯を辿りつつ、
信仰、民俗、文学史、自然科学の分野から、熊楠の<鼠>論考を読み解きます。
子年生まれの展示担当者による<鼠>談義、ぜひご観覧にお越しください。
◆会期
2019年12月7日(土)~2020年1月12日(日)
◆展示担当
土永 知子(南方熊楠顕彰会学術部委員)
一條 宣好(敷島書房店主)
ゴウランガ チャラン プラダン(国際日本文化研究センター研究員)
伊藤 慎吾(国際日本文化研究センター客員准教授)
◆講演会
熊楠をもっと知ろう!シリーズ第46回
「十二支考<鼠>談義」
講師:土永 知子、一條 宣好、ゴウランガ チャラン プラダン、伊藤 慎吾
日時:2020年1月5日(日)14時~
会場:南方熊楠顕彰館 学習室
定員:60名(申込不要)/聴講無料
【終了しました】第43回 南方を訪ねて in つくば 参加者募集について
※定員に達したため、受付を終了いたしました※
第43回 南方を訪ねてinつくば 参加者募集について
南方熊楠顕彰会では、熊楠ゆかりの地やモノを訪ね、その業績や人物像に触れることを目的とするイベント「南方を訪ねて」を開催しております。
熊楠とその門弟たちによってつくられた植物標本は約3満点にも及ぶといわれており、その大部分が国立科学博物館・植物研究部に保管されています。
今回の「南方を訪ねて」では、これらの標本について近年わかってきたことを紹介するとともに、植物研究部の標本庫に入室し、南方コレクションを見学します。
また、今年は熊楠が昭和天皇にご進講を行ってから90年にあたることから、昭和記念館に保管されている進献標本を特別に展示いたします。
熊楠が生涯をかけて収集・研究し続けた標本群を見学できる貴重な機会ですので、皆さまぜひご参加ください!
詳細は下記のチラシ画像をご覧ください(クリックで拡大されます)。
申込受付:10月6日(日)10:00~(電話受付のみ)
申込・問い合わせ:南方熊楠顕彰会事務局 0739-26-9909
【終了しました】第54回月例展 熊楠とゆかりの人びと 第37回「北島 脩一郎」展
◆会期
2019年10月5日(土)~11月3日(日・祝)
◆展示担当
土永 知子氏(南方熊楠顕彰会学術部)
土永 浩史氏(南紀生物同好会)
◆ギャラリートーク(展示担当者による説明会)
10月27日(日)14時~ ※30分程度
月例展では、熊楠とゆかりのあった人物をシリーズで取り上げ、
その人物の生涯や業績、熊楠との関係などをご紹介しています。
第37回では、北島 脩一郎を取り上げます。
北島 脩一郎(1891~1955)は、西牟婁郡岩田村岡(現在の上富田町)の生まれで、
田辺高等女学校の博物科教員を務めながら、和歌山県植物の調査を行った人物です。
熊楠は、北島から届いた菌類の標本を詳細に調べ、新種とおぼしきものには北島の名を
冠して命名しました。その数は3、40種に及ぶといいます。
また、北島は、熊楠の昭和天皇へのご進講にも随行しました。
今回の月例展では、二人の交流を中心とした展示を行います。
10月27日(日)には展示担当者によるギャラリートークを開催します。
皆さまぜひお越しください。