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南方熊楠・平沼大三郎往復書簡[大正十五年]

(A5判 350ページ)

南方熊楠顕彰館刊行物の第一弾として、『南方熊楠・平沼大三郎往復書簡[大正15年]』を刊行いたします。
平沼は、小畔四郎・上松蓊とならび南方の変形菌(真性粘菌)研究に協力した人物ですが、その菌類研究の実際についても、また南方の研究生活を支えた経済支援の内実についても、これまで具体的に語られたことはあまりありませんでした。
南方から平沼へ宛てた書簡は、皇太子殿下(のちの昭和天皇)への変形菌標本献上という大事業のあった大正15(1926)年のものだけが、南方没後の南方邸に保存されており(その経緯は不明です)、現在は白浜町の(財)南方熊楠記念館と当顕彰館とに、ほぼ半数ずつ収蔵されています。今回は、南方熊楠記念館の協力を得、そのすべてと、同じ年に平沼から南方へ宛てられた書簡(すべて当館蔵)とを組み合わせて翻刻、刊行しました。

平成19年7月刊行
2,750円(別途送料360円)

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