腹稿

 熊楠は、1914(大正3)年の正月、博文館の雑誌『太陽』に「虎に関する史話と伝説、民俗」の論文を発表した。論文執筆のための「腹稿」と呼ばれるメモには、あるテーマに関する様々な事項と文献の名前や線で繋がれ書名などが記されている。
 南方熊楠顕彰館では、「虎に関する史話と伝説、民俗」に関する腹稿をはじめ66点の腹稿を所蔵している。