第6回月例展 (終了)


イベント詳細


テーマは「11月の熊楠:神島の植物調査」

熊楠が神社合祀反対運動とともに、その情熱をそそいだ神島の保全。
神島を国指定の史蹟名勝天然記念物に申請するための詳細にわたる、植物調査、植物所在図を作り始めたのが1934年(昭和9年)11月3日のことである。
第6回月例展は、その神島の調査をテーマに展示を行っています。

展示パネルの紹介
測量により等高線が書き込まれた地図に、樹木の位置と和名が書き込まれている

面積2.99ha。田辺湾内に浮かぶ小さな無人島。「おやま」「こやま」と呼ぶ大小2つの島に分かれて南北に並び、せまい岩礁で連結する。

「和歌山県田辺湾内神島を史蹟名勝天然記念物保護区域に指定申請書」の下書きか、控えと思われる。和紙(罫紙)7枚に書かれているこの申請書は当館収蔵庫内に保管されている。

1934年11月5日の調査時に撮影されたもの。多くの蔵書や資料とともに南方邸に残されていたもので、今は南方熊楠顕彰館収蔵庫内に保管されている。

担当
浜岸宏一