第32回月例展 熊楠とゆかりの人びと 第15回 鳥山 啓 開催!!


イベント詳細


鳥山 啓(とりやま・ひらく)
天保8(1837)年、田辺の大庄屋田所顕周の次男として田辺市本町に生まれる。漢学、本草学、国学をおさめ、19歳の時に安藤家の家臣鳥山純昭の養子となる。田辺藩校、神戸英国領事館、田辺小学校、田辺伝習所、和歌山師範学校を経て、明治12年、和歌山中学校で教職に就き、博物学教師として、熊楠を教える。明治20年には上京して華族学校で理科教授に就任、明治39年に同校が学習院に統合されるまで在籍、大正3(1914)年に東京で没。
実父顕周は歌人として著名で、啓もまた歌をよくした。「軍艦」、「田辺高等女学校校歌」などの作詞も手掛けている。

今回は学習室にも一部展示スペースを設け、鳥山啓ゆかりの地をマップで紹介するとともに、田辺高等女学校の沿革、熊楠のかかわりについても紹介する。また、鳥山が作詞した「軍艦」、田辺高等女学校校歌「誠の根ざし」も聴くことがきる。
■開催期間
平成24年2月15日(水)~平成24年3月18日(日)
■会場
南方熊楠顕彰館1F
■内容
●生涯・時代・事績
●南方熊楠との関係
和歌山中学時代
後年の接点
●著作紹介
●略年譜
■展示資料
①津田出宛鳥山啓書状  南方熊楠顕彰館所蔵 [来簡2930] ②鳥山啓 和歌短冊  南方熊楠顕彰館所蔵 [関連0117] ③鳥山啓 和歌短冊  南方熊楠顕彰館所蔵 (野口利太郎氏旧蔵)
④田辺高等女学校校歌「誠のねざし」鳥山啓自筆歌詞扁額 田辺高校同窓会所蔵
⑤『さあぜんとものがたり』しょへんしも(初編下) 鳥山啓訳  かなもじしや(仮名文字社)刊 田辺市立図書館蔵
⑥『究理問答(童蒙窮理問答)』初編上中下 鳥山啓編集(訳)書友社刊 田辺市立図書館蔵
⑦『訓蒙天然地理学』上下 鳥山啓編集訳 書友社刊 田辺市立図書館蔵
⑧『書物展望』第七巻第九号・昭和十二年九月号 南方熊楠顕彰館蔵 [和誌107]
⑨日記(明治31年) 南方熊楠顕彰館蔵 [自筆242]
⑩日記(大正2年) 南方熊楠顕彰館蔵 [自筆257]
⑪軍艦富士・記念写真 南方熊楠顕彰館蔵[関連0694]
■説明会
平成24年3月3日(土) 浜岸宏一(南方熊楠顕彰会 学術部 部長)
PM2:00~(事前申し込み不要、無料)
■休館日
ホームページの休館日カレンダーをご参照下さい。