第23回特別企画展 「標本から 読み解く 南方熊楠」【終了】


イベント詳細


 

 南方熊楠(1867-1941)は、わが国における民俗学の先駆者的存在であると同時に、前近代の本草学・ 博物学から近代植物学への橋渡しの時代に、当時「隠花植物」と呼ばれていた菌類・変形菌類・藻類などの研究に取り組んだ在野の学者です。
 それら標本の多くは国立科学博物館植物研究部に保管されていますが、南方邸の土蔵に残された標 本もありました。昆虫や動物、高等植物標本、分類されていない隠花植物の標本などがそれで、今は南方熊楠顕彰館収蔵庫に収まっています。本展では、これら顕彰館に残された標本に光を当て、その標本にまつわるエピソードを紹介します。

●会  場 : 南方熊楠顕彰館学習室
●観 覧 料 : 無 料
●展示構成
はじめに
南方熊楠の生物採集
海産動物標本から読み解く南方熊楠
植物標本から読み解く南方熊楠
おわりに

●展示物 アサヒガニ、ホヤ、テヅルモヅル、ウミシダ、偕老同穴、オカヤドカリ、杓子貝(ツキヒガイ)、クサビフグ、ヒョウモンダコ、カワモズク、高等植物標 本、リュウビンタイ、クマノチョウジゴケ、他標本類 変形菌曼陀羅、Minakatella longifila 粘菌図、日 記、書簡、来簡等

ギャラリートーク(展示説明)
14:00~30分程度

①平成29年8月26日(土)
土永 知子(和歌山県立田辺高等学校教諭)
土永 浩史(和歌山県立神島高等学校教諭)

②平成29年9月16日(土)
大和 茂之(京都大学瀬戸臨海実験所助教)

会場:南方熊楠顕彰館 申込不要、入場無料

※午後から特別企画展の観覧を中止します。

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