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平成24年度 南方熊楠研究奨励事業助成研究決定
【審査会の概要】
 平成24年度の南方熊楠研究奨励事業(若年研究者助成事業)の助成研究選定・第二次審査会は、申請のあった応募研究2件について、選定委員が書類審査によりの個別評価を取りまとめた集計結果に基づき、再度各応募研究についての評価を出し合いながら、慎重に審議を行った。
 (1) 南方熊楠自身に関する研究計画、熊楠の業績に関する研究計画、または、南方熊楠顕彰館所蔵
 資料を用いた研究計画であるか。
 (2) 研究成果につながる研究計画であるか。
 (3) 今後の熊楠研究の展開上、新らたな着想、独自性のある研究計画であるか。
 (4) 南方熊楠顕彰館での調査研究の必要性、等
 (5) 経済的必要性

 
【審査会の結果】
 下記の2件を本年度の南方熊楠研究奨励事業の助成研究に決定しました。
助成研究@
主 題 高校生による南方熊楠の植物標本整理と現状調査
副 題 那智の標本を中心として
研究者 和歌山県立日高高等学校科学部/指導者 土永知子教諭
所 属 和歌山県立日高高等学校
助成研究A
主 題 南方熊楠の読書姿勢についての研究
副 題 『沙石集』を中心に
研究者 平川恵実子
所 属 四国大学 非常勤講師
【南方熊楠研究奨励事業助成研究選考について(講評)】
 本研究助成事業は、南方熊楠顕彰館の所蔵する資料が広く内外の研究者により調査・研究され、南方熊楠の業績についての理解が深まるとともに、南方が取り組んだ学問領域への若い研究者の参加を奨励することを目的として、平成二〇年に創設されました。五回目となる今年度は、二件の応募があり、その意義と実現可能性が慎重に審査されました。
 そのうち、平川さんの研究計画は、仏教説話集『沙石集』を中心に説話研究をこれまでされてきたことを背景として、熊楠の説話集受容のありかたを、彼の読書ノート「田辺抜書」など未紹介一次資料からさぐろうとするものです。熊楠は多読・博識で知られますが、実際に和漢洋の文献をどのような形で眼にし、研究と著作にどう活用したかの実態の研究は、現在端緒についたばかりで、「田辺抜書」はそのための重要な基礎資料ですが、内容の調査は進んでいません。平川さんの計画には、熊楠自筆資料を対象として、説話の読み手としての熊楠の姿をさぐる研究の興味深いサンプルとなってくれることを期待したいという議論がなされました。
 その際、熊楠の『今昔物語集』研究、仏典説話や東西の民話の比較研究といった隣接領域で進展しつつある研究状況にも目配りをして、今後二年間で研究を完結させるよりも、『沙石集』を出発点とするかたちでご研究の枠を大きく拡げ、より長期的な射程のものに研究テーマを成長させてほしいという意見が複数の審査委員から出たことを付言致します。
 また、土永さんの計画は、今年度からあらたに助成対象とされた「大学・学校のグループ研究」に該当するものとして提出された、高校生による研究計画です。顕彰館所蔵の南方熊楠収集高等植物標本について、標本として研究に活用出来るよう整理し、ディジタル画像データ化をしたうえで、さらに採集地の現況を実地調査するというものです。本研究は、那智滞在時代の標本にとくに焦点をあてるものとなっており、生物資料の基礎的整備と、野外での生態調査を、研究者の適切な指導のもとに和歌山県内の高校生に実施させるという計画は充分現実性があり、加えて教育上の多面的な効果が期待出来るという意味で、計画の意義は高く評価されました。
 本研究は、熊楠の残した生物資料約7000点のなかの一部を対象とするもので、特に対象地域が現地調査の可能な那智産の標本に限定しています。計画が遂行されたのちには、他の資料についても同様の整理と現地調査という課題が続くことになります。熊楠の著作で言及されているさまざまな植物について、彼が実際に採集した標本を検証できるように整理が進めば、熊楠の植物誌というあたらしい研究領域が展望出来るようになるという期待をいだかせるだけに、本研究も今後二年間にとどまらず、継続的調査に展開することが望まれます。
 上述のような議論の結果、今年度は申請された二件が助成研究として採択されることとなりました。いずれも、調査・研究の現状と、応募者の過去の実績を勘案し、実現可能性について慎重に評価したうえでの判断であり、またそれぞれに対して審査委員からの要望・意見が上記のように附されています。南方熊楠研究を前に進め、研究の射程そのものを拡げてくれる成果が二年後に提出されることを期待しています。
 審査委員会としては、この助成事業をきっかけとして、熊楠の研究と言説にあらたな光りを当て、また熊楠が残した資料にあらたな命を吹き込む研究が登場することを願っています。その期待に手応えを感じさせてくれる研究計画を提出していただいた助成事業応募者各位に、感謝の意を表したいと思います。
                         審査委員会一同
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